2002年8月16日、アメリカ、ニューヨーク州バッファロー生まれ。12歳でミュージカル「マチルダ」のホーテンシア役でブロードウェイに出演。また、15歳にしてミア・マイケルズ監督・振付による、ダンスによって社会正義を訴えた短編映画“Only we know”を製作した。21年はスティーブン・スピルバーグ監督『ウェスト・サイド・ストーリー』(12/10公開予定)に出演、ブロードウェイの常連やビッグ・スクリーンを飾った著名俳優と共に、ジェッツのコーラスを務めている。英国版VOGUEの「2021年ハリウッドの新時代をリードする6人の俳優」に選出されている。
ジャスパー/セオドア・ペレリン
Jasper/Théodore Pellerin
1997年6月13日、カナダ、ケベック州モントリオール生まれ。「エンドルフィン」(15/アンドレ・ターピン監督)、「僕のまわりの悪魔」(15/フィリップ・ルサージュ監督)、『たかが世界の終わり』(16/グザヴィエ・ドラン監督)に出演。2017年、“Never steady never still”(キャサリーン・ヘップバーン監督)により、トロント国際映画祭2017ライジング・スター賞を獲得。主な出演作に、『ある少年の告白』(18/ジョエル・エドガートン監督)、アカデミー賞®外国語映画賞カナダ代表となった主演作“Chien de garde”(18/ソフィー・デュプイ監督)、『インフィニティ』(18/ジェイソン・ストーン監督)、“My Salinger Year”(20/フィリップ・ファラドー監督)などがある。
1981年2月26日、アメリカ、ニュージャージー州ベルヴィル生まれ。ミュージシャン、女優など幅広く活躍している。2016年、Netflixオリジナルドラマ「The OA」で女優デビュー。シンガーソングライターとして、09年、“Because I was in Love”でデビュー。10年と15年に来日し、コンサートを開催している。19年1月に5枚目のフルアルバム“Remind me Tomorrow”をリリース。収録曲「Seventeen」はオバマ前大統領の19年のベストソングのほか、多くの雑誌でも19年ベストソングに挙げられ、ノラ・ジョーンズをフィーチャーした新録バージョンがAmazonで配信された。本作主題歌「Staring at a Mountain」を歌っている。
エリザ・ヒットマン監督の前作「ブルックリンの片隅で」(17)に続き、本作の衣装も担当。近年では、第91回アカデミー賞®脚本賞ノミネート『魂のゆくえ』(17/ポール・シュレイダー監督)、『ヘレディタリー/継承』(18/アリ・アスター監督)、Netflix配信「タイガーテール -ある家族の記憶-」(20/アラン・ヤン監督)、“Breaking News in Yuba County”(21/テイト・テイラー監督)などがある。
音楽:ジュリア・ホルター
Julia Holter
1984年、アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのシンガーソングライター。カリフォルニア芸術大学で作曲を学び、2011年に“Tragedy”でデビュー。15年“Have you in my wilderness”をリリースし、同年11月には初来日公演を行なった。映画音楽はこれまで“Own Worst Enemy”(12/マイケル・ジュド監督、ジェシカ・スター・ジュド監督)、『ビニー/信じる男』(16/ベン・ヤンガー監督)を手掛けてきた。
その静かなシーンで彼女が見せる涙は、多くの女性が「なかったこと」にしていたものを呼び起こすだろう。
リアルにして詩的、控えめにしてパワフルな、
人の記憶にこびりつく映画。